SONY(ソニー)
ソニーは、ディジタル・レコーディングを製品化に最も貢献したメーカーです。
かなり以前から、ディジタル録音の製品化をするのに研究を始めたメーカーです。
ディジタル録音の研究に関していえば、当時のNHKをはじめ、三菱電機、日本コロンビア等もあり、当時の日本の企業は現在では考えられないぐらい挑戦的でした。
ソニーはその後、オランダのフィリップスと共同規格CD(コンパクトディスク)の成功が世界にディジタル音声を普及させることに貢献しました。
このCDの成功の貢献はたいへん大きく、その後DVDやブルーレイ・ディスクの製品化に貢献したのは間違いないと思います。
(一度、ディスクにディジタル記録の製品が確立すれば、そのディスクの大容量化や映像記録するということは容易に想像できます。 それゆえソニーがディジタル記録という分野で社会の貢献した功績は大きいと言わざるえません。)
しかし、その偉大な功績のあるソニーですが、1995年辺りから生産国を中国などアジア諸国に移すことがメインの仕事になり、昔のソニーの良さは薄れてきました。
1990年前半までのソニーの製品は、本当に人に愛されていました。
以前、ソニーはVTR戦争でソニーのベータマックス方式が松下をはじめとするビクター陣営のVHS方式に負けましたが、ベータマックスをもっていた人に愛されていたことを私はしっています。
まるで、コンピュータの世界のアップルのマッキントッシュみたいにです。
当時のソニーの製品は、壊れやすいというところがありましたが、常に技術を前面に打ち出し、それが人々に愛され続けた所以だと思います。
また、ディジタルの記録の分野ではリーダーシップ的な存在で常にトップを走っており、品質・音質の良さでも大変好評でした。
しかし、最近のソニーの製品を見ていると、ソニーの製品という存在感が薄れてきた感じがします。
ディジタル・ハンディレコーダーでは『PCM-D50』など、たいへん優秀な製品を発売していますが、かつての『ウォークマンPRO』を持った時の感動には至らない気がします。
ソニーの音は、以前のソニーのプロの仕様機器のから大きく変わりました。
以前のソニーは『スッキリとしていてクッキリ鮮やかな音』でしたが、最近のソニーの音は『低音が暖かく雄大で、中高音がたいへん美しい音』になりました。
これらの音の傾向は、ソニーの製品全般に感じられるようになりました。
恐らく、高音質CDといわれる音質や新しく高音質リマスターされて発売されるCDの傾向が『低音が暖かく雄大で、中高音がたいへん美しい音』だからかもしれません。
ソニーは、常に人々に夢を与え続け、私自身、本当に好きなメーカーだったゆえに昔のように感動する製品を手掛けてくれることを心より願っています。
SONYハンディ・レコーダー画像
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