ZOOM H4n

H4n

ZOOM H4nはポータブルレコーダーの世界に高性能・低価格な製品として衝撃を与えたました。

プロ仕様のファンタム電源を上げることのできるXLRの外部マイク入力を装備してしています。
今でこそ同価格帯の製品に当たり前の装備ですが、発売当初はこの製品が最も低価格でした。
TASCAMのDR-40もZOOM H4nに影響をかなりうけて製品化されたと思います。

音質は、低音域が拡大されたような安定感があるサウンドです。
ボーカルやギターなどを収録すると、低音が拡大されているため実際の音より響きが重厚になり安定して聴こえてきます。

常にしっとりとした音質で録音できるので、最近のプロ好みの音質が手軽に手に入りのが魅力です。

しかし、しっとりとした音質ゆえに録音したものが、どうしても低音にプレゼンスがかかったような音質になるので、ガラスの割れるような衝撃音の録音は、実際の乾いた音質ではなくスクリーンサウンドのように響きます。

実際の音より常に豊かに響かせる音質が、プロがミックスしたようなサウンドに聴こえプロらしいサウンドをお求めの方には良い選択の製品になると思います。

ZOOM H4nの問題としては、SDカードの相性が少しシビアなことと、バッテリーの持ちが悪いのとMP3ファイルプレーヤーとして使用するには取り込みにMP3のデータ形式を選ぶので使いにくいという報告があります。

別売アクセサリーも豊富で、総合的に価格など含め、大変良くできた製品だといえます。

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