DR-2D
TASCAMのDR-2Dは、楽器のレコーダーに高音質ハンディＰＣＭレコーダーが付いたような製品です。
失敗しない録音機能として、設定録音レベルそのまま録音するのと、少しレベルをさげて録音することを一台でする『デュアルレコーディング』 搭載しています。
これは録音レベルをラフに考えることができるので、たいへん便利な機能です。
デザインに高級感があり、ハンディＰＣＭレコーダーにデザイン性を求めたものかも知れません。
ギターなど簡単に録音することができ、すぐにオーバー・ダビングができるようになっています。
音質は、楽器の音を豊かに響かせる為か低音が少し膨らんだ感じの音質です。
しかし、低音のふくらみはSONYやZOOMほどではありません。
中高域はTASCAMらしくクッキリと鮮明な音が録音できます。
ボーカルの声や楽器の演奏が、美しく豊かな音質で録音できます。
マイク性能も良く音を拾いますが、遠くかな音を収録するようなフィールドでの使用はマイクの角度などが変えられえないので難しいかもしれません。
スタジオなど近くの音の収録は、たいへん便利な製品です。
価格的に上位機種のDR-40と並ぶので選択が難しい製品でもあります。
音色の好みによって、DR-2DかDR-40のどちらか決めれば良いと思います。
音色あるいは音質がDR-2DとDR-40どちらでも良い場合で、『デュアルレコーディング』機能を必要としない場合は、録音性能的にはDR-40の方に分がありそうです。
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