PCM-M10
PCM-M10は上位機種のPCM-D1とPCM-50に比べ傾向が異なる感じがします。
暖かくクリアーな音質は、上位機種と同じような感じですが、PCM-M10はマイク性能が上位機種より劣るのか、あるいは指向性によりしっかりと目標ターゲットに向けられないのかしれませんが音が小さく記録されます。
音質はたいへんクリアーですが、普通に録音するとホールの中で音を拾った感じで収録されます。全体にプレゼンス(少しエコーがかかる音)がかかったような音で録音されるので、音の芯が少しぼけた感じに聴こえることがあります。
また、急激な音の強弱の反応がついてこないので、大きな音が小さく記録されてしまいます。
ダイレクトなサウンドを録音するには、マイクをより近づけるなり方向を変えるなりの工夫が必要になってくると思います。
出来ない場合は、外部マイクの使用が良いかも知れません。
このPCM-M10も最近のソニーの音質傾向で美しい音で記録できますが、上級機と同様に突き刺さるような音は苦手なようです。
PCM-M10は高級感もあり全体のデザインや質感は悪くはありませんが、この価格帯には他の競合の製品が多く存在するので選択が少し難しくなりそうです。
PCM-M10のホワイトモデルは、ソニーストア専用モデルになります。
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